Carlos Moscardini Japan Tour 2024


カルロス・モスカルディーニ

待望の来日ツアー

交差する文化、豊かさが生んだアルゼンチン音楽の新たな指標


東京公演 8/12(月・祝)

開場:18:00  開演:18:30

会場:トーキョーコンサーツ・ラボ

新宿区西早稲田2丁目3−18 AVACOビル 1階

ゲスト:森井ヒデ/清水悠

チケット:前売り¥4,000(当日+¥500)

フォーム予約

チケットぴあ Pコード:269149

 

お問い合わせ:oreganokikaku@gmail.com

主催:オフィスグリーン

共催:オレガノキカク


カルロス・モスカルディーニについて(PaPiTa MuSiCa 西村秀人&谷本雅世)


1959年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州ロマス・デ・サモーラ出身のギタリスト・作曲家。

1991年ブエノスアイレス州のポピュラー・ミュージックのコンクールで「最良のギター・ソロイスト」賞を受賞。

 

1997年EPSAレーベルよりファースト・アルバム「心の命ずるままに」“El corazón manda”を発表、アルゼンチン・フォルクローレの名曲と自作を含んだこのアルバムは、巨匠フアン・ファルーを始め、多くの専門家から高い評価を受けた。

 

 

 

その後も「ルーツをもったブエノスアイレス」”Buenos Aires de raíz”(2005年EPSA)、「無限の地平」“Horizonte infinito”(2009年Winter&Winterドイツ)、「場末の沈黙」 Silencio del suburbio(2012年EPSA)、「マノス」(2015年hummock label日本)などのソロ・アルバムを制作し、またアルバム「呪われしわだち」“Maldita huella”(2008年EPSA)を共同で制作した女性歌手ルシーアナ・フリとは長く共演を続けており、またブラジルの歌手ビトル・ハミルとの共演盤「デリバブ」”Délibáb”(2010年)はブラジル国内で受賞するなど、国籍やジャンルも超えた多彩な活動を続けてきた。その他のビトル・ハミルへの参加作品「CamposNeutrais(2017)」「Foi No Mes Que Vem(2013)」。ビトル・ハミルはその他ボルヘス=ピアソラにも積極的にアプローチした作品がある。最新作はフアン・ファルーとのデュオ作品「Juan Falu&Carlos Moscardini / Vivo En La Usina(2019年)」。

 

作曲面でも彼の作品は国際的に高く評価されており、内外のギタリストに数多くとりあげられ、米国やヨーロッパの課題曲としても広く採用されている。2008年の作品「一つの夢」 Un sueñoはSADAIC(アルゼンチン著作権協会)のコンクールで第3位を受賞、2009年の「フロレンシオ・モリーナ・カンポス連作集」(モリーナ・カンポスはパンパ地方のガウチョの生活を描いたユニークな画風で知られる漫画家)は国立フアン・デ・ディオス記念アルゼンチン音楽オーケストラとの共演によって初演されており、2015年の作品「場末」(スブルビオ)はプレミオ・ナシオナル・デ・ムシカ(アルゼンチン音楽賞)で最優秀賞を受賞している。

現在ラプラタ市の「ヒラルド・ヒラルディ音楽院」、ブエノスアイレス市の「マヌエル・デ・ファリャ音楽院」で教鞭をとり、後進の指導にもあたっている。

 

海外での演奏活動も盛んに行っており、1999年にはタンゴのカルロス・ブオーノ楽団のメンバー/ギター・ソロイストとして2か月以上にわたる日本全国公演に参加、各地のステージでアストル・ピアソラ作品のギター・ソロ演奏を披露した。「Orquesta Carlos Buono(1999年Victor)」

 

今回の来日はその時以来25年ぶりとなるもので、齢を重ね円熟味を増したそのギターには、タンゴやフォルクローレに代表されるアルゼンチンの音楽に蓄積されたギターの豊かな伝統を伝えるカルロス・モスカルディーニの作品と演奏を目の当たりに出来る今回の日本ツアーは非常に貴重な機会になることだろう。

参考動画